日本でも大人気のAV女優、メロディー・雛・マークス(Melody Marks)。日本のAVでは北欧出身ということになっていますが、実際にはアメリカ出身で、アメリカのポルノにもよく出演しています。
日本とアメリカの両方のアダルト業界で大活躍しているメロディー・マークスは、日本のAVやAV業界のことをどのように思っているのでしょう?
アメリカのポッドキャスト番組LustCastが2022年3月に行ったインタビューで、メロディー・マークス本人がたっぷり話してくれました。そのときの様子を日本語で書き起こしたので、数回に分けて紹介していきます。今回は、第7回、番組の50:46付近からです。
ホスト(以下H):何か、僕たちが日本の真似をした方が良いことはあるかな。
メロディー・マークス(以下M):ここではまだ一つの会社としか仕事をしていないけど、私にとても敬意を払ってくれていてとても優しいんだけど、友達の一人が私に話してくれたところによると、そんなに良い会社ばかりではないと。アメリカの会社ほど親切ではないって。彼女は日本で働いたこともないから、私たちを女神のように扱ってくれる日本と比較することもできないんだけど。聞いたところによると、アメリカほどでもないって、オーケー?って感じ。
H:アメリカでは、人との接し方が良いよね?
M:大抵の場合は、ちゃんと人間として接してくれるね。女神ってほどではないけど。良い接し方をしないと、良い仕事にならないから。水が必要ですか、あれが必要ですか、とか。
H:ニューヨークの業界では#MeToo運動みたいなのは聞かないね。
M:あと、アメリカの会社に学んでほしいのは、演者をより良く扱えば、作品がより良くなるということ。どんなタイプでも、どんな気分でも、すべての女の子にきちんと接すれば、本当はプリンセスのように接してほしいけど。セットに行ったときに、自分がマヌケになったような気分になったこともある。自分はマヌケではないし、そんな風に接されるべきではないのに。
あと、名前は言わないけど、ここのある会社から「そんなに太っているなんて知らなかった」と言われて、仕事を断られた友達がいる。彼女はとても動揺して、エージェントが代わりにその男優に「あなたは無礼だった」と伝えたんだけど、彼は「動揺させて申し訳ない。君を傷つけるとは思っていなかった。ただ君がそんなに太っているとは知らなかったんだ」と謝ったんだ。謝罪になってないよね! 人に話すときは、もう少し考えてからにしてほしい。
H:製作者の立場として言うと、モデルと契約すると、皆から彼女は嫌な女だからきっと酷い時間を過ごすことになるぞと言われたりするんだけど、実際に会って見ると全員良い人なんだよ。
M:そう、彼女も良いパフォーマーなのよ。ともかく、日本では、どんな人であっても、敬意を欠くことはない。もし失礼なことをしてしまったとしても、埋め合わせに何かをしようとして謝ってくれるし、同じことは二度と起こらない。敬意を欠こうと思うことはない。女優には女神のように思っていてほしくて、それは良いことよ。セットでは、全員がそういう風に思うべき。もし、そういう風に取り扱われていなかったら、本音を言うけど、私はポルノを辞めていたと思う。
初めて仕事をして帰ってきたとき、私は疲れ果てていた。2回目に行ったときは、えぇと、1回目が2019年の10月で2回目はコロナの直前で、コロナが直撃した3月にちょうどいたんだけど、そのときは完全に働きすぎて疲れていた。あと少しでポルノを辞めるところだった。休みを取らなきゃと。
H:なぜポルノを辞めようと? アメリカでも仕事を続けられるけど。
M:人間として気持ちが落ち込んでいたというか、説明が難しいんだけど。仕事に全く慣れていなかったから。誤解しないでほしいけど、日本で働けたことはとても感謝している。ファンに感謝しているし、そこでの経験にも感謝している。でも、同時に、人間はいっぱいいっぱいになることもある。1日に3~4シーンもやって。そこまでではないんだけど、それ以上にあまり眠れなかったこと。毎晩4~5時間くらい睡眠が足りていなかった。滞在中には他の場所にも行ったから、ある男に騙されて。大きな詐欺の一部だったの。たくさんの女の子が関わっていて。名前を言っても良いかしら?
H:証拠があるなら良いけど、ないならダメだね。
M:私の親友だったアメリカ人の女の子がいて、彼女は私を日本で見かけたらしい。もしかしたら、会話を始めるまで私を日本で見たことはなかったんじゃないかなと思う。ともかく、私に近寄ってきて、たぶん他の何人かの女の子にも同じことをしていて、それからコピペみたいなメッセージが送られてきた。とても裕福な男がいて、興味があるなら、彼はビデオ通話をしていって。そうすればお金をあげるといった内容の。Webカメラを使ったショーみたいなことで、私は何度もやったことがあった。それで、良いかもと思った。しかも、彼女が提示してきた金額がとんでもなかった。
私は日本で働いていたからね。だから、その人に連絡したら、彼のためにオンラインでこういう変なことをしてほしいという依頼された。想像してみて。日本で一日中働いて、ホテルに午後11時に戻るところを。彼は私と話したいと言ってきた。だから、3夜連続でビデオ通話をした。それから、とても気持ち悪いことを頼んできた。チ○ポをしゃぶりながら吐いたことなんてないのに、そのときに私がどうやってできたのかはわからないけど、本当に彼のために自分がディルドに吐いて、自分を叩いて、彼のためにレイプとかそういうとても不適切なことを言ったたことが信じられなかった。そして、彼はお金をくれなかった。そして、彼は他の女の子も誘うように言ってきた。そうすれば、もっとお金をあげるからって。
H:凄い偶然だね。僕の友達からこれをどう思うって聞かれて、仕事を紹介されたらしいんだ。一月で3万ドルとか5万ドルを払ってくれるような億万長者だって。彼女は信じたんだ。
M:たぶん同じ人だよ! だって、あの女はまだ詐欺をやってるもの。
H:彼女は友達から言われたから信じたんだ。
M:だから、私も信じたのよ。彼女は有名だったから。彼女とは友達だったし、よく知られている人だったから。叶序は、この男は金を払ってくれると約束してくれたの。彼女はとても裕福に見えたし。
H:そうそう。その友達も、彼は払ってくれたと言われたらしい。
M:それが嘘なのよ。
H:それで、彼は口座情報を教えてくれと言ってくるらしい。そうしてどんどん怪しくなっていく。それで、気づくと、彼女は2週間やったけど、お金はもらえなかった。彼女は、僕の他の友達にも勧めようとしていたけど……
M:要は、お金を払わずに何かをやらせるという詐欺ね。それで教訓を得た。さっき言おうとしてたことに戻ると、私はとても疲れていたの。眠れていなくて。それで、彼らは私をお寺とか神社に連れて行ってくれたの。とても気に入った。行ったところすべてで泣いていた。とても敬意を払ってね。お金を入れてお参りをして線香をつけたりして。スパにもよく行った。あぁ、忘れられない。
H:仕事だけじゃなくて、色々面倒を見てくれたんだね。
M:色々やってくれたんだけど、それでも私は疲れ果ててしまっていた。でも、旅が終わりに近づくにつれて、いつでも陽気で幸せな人になっていった。特にセットで、そういう気分ではないときも、そのことを悟られることはない。でも、だんだん怒りっぽくて感情的な自分のイメージを保つのが難しくなってき。私は感情的な人間なの。楽しいときも悲しいときも何でも泣く。だから、私がよく泣く可愛いプリンセスみたいだってことは彼らもよく知っていた。でも、終わりが近づくにつれて、自分が自分ではないような気がしてきた。過度な睡眠不足になると、いつもとは違う人間になってしまう。
H:ポルノを始めたばかりの人は普通は若いよね。だから、休息が必要だとか言う勇気がないんだろうね。
M:そう。それに、日本人は休息という概念を知らない。2回目のときは、最初の3日はマリファナの禁断症状があるから休みたいと伝えたんだけど、とてもとても具合が悪かったから、起き上がれないほど。3日目には、セットにまで行って、大丈夫、自分ならできると思ったんだけど、ベッドから起き上がることもできなかった。今では自分がそのときに感じていたことを説明することができない。覚えているのは、最初の3日間は時差ボケと禁断症状が酷くて最悪だということ。
—第8回へ続く—
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