日本でも大人気のAV女優、メロディー・雛・マークス(Melody Marks)。日本のAVでは北欧出身ということになっていますが、実際にはアメリカ出身で、アメリカのポルノにもよく出演しています。
日本とアメリカの両方のアダルト業界で大活躍しているメロディー・マークスは、日本のAVやAV業界のことをどのように思っているのでしょう?
アメリカのポッドキャスト番組LustCastが2022年3月に行ったインタビューで、メロディー・マークス本人がたっぷり話してくれました。そのときの様子を日本語で書き起こしたので、数回に分けて紹介していきます。今回は、第8回です。
メロディー・マークス(以下M):これはまだ話してなかったけど、2回目の来日とき、着陸したら、次はそんな恰好はしないでくれと言われた。だから、飛行機から降りて色々手続きをしてすぐに自分のスーツケースを開けて、そのときに自分のスマートフォンは近くに置いておいて、可愛い服を探すために椅子の上で荷物をあさった。そのとき、私はスウェットパンツを履いていたから、彼らが迎えに来るときにはもっと良い見た目でいたいなと思った。
そしたら、彼らが「申し訳ない。そんなに早くお着きになるとは。まだ空港の近くにも行けていません。でも、すぐに行きます」と言ってきた。だから、私は着替える時間があって良かったと思った。メイクは、時間がたくさんあったから、もう飛行機の中でしていたし。そして、服を見つけて、また荷物を詰め直して、トイレに行って服を着替えた。それから、あれ?スマートフォンはどこ?と気づいた。そのときはビビったね。全然知らない国にいたわけだし。1回しか来たことがなかったし、迎えに来た人はどうやって自分を見つけるんだろうと思った。だから、荷物の仲を捜索して、でも全然なくて、それでビビった。
私のスマートフォンはバックアップを取っていなかったから。今でもそうだけど。理由は聞かないで。また別の日に話すから。とにかく、とてもビビッて。2個目の携帯もあったんだけど、圏外だった。しかも、その携帯はこのスマートフォンにあるほどの情報がないから。もう1個の方は、私の古い携帯だから全然役に立たなかった。充電もなかった。ビビった。そこで会うはずの人たちを、たぶんそこら辺を歩いて私を探していたんだけど、どうやったかはわからないけど、見つけられた。たぶん、彼らが偶然私を見つけたんだと思う。それで、私はビビッて泣いてた。
それから、私たちはヘルプデスクに行って事情を伝えたら、そこの携帯を使って当時の彼氏に電話しても良いって言われた。それで「ジョン、携帯をなくしちゃったから助けて」と言った。そしたら、彼は私のiPhoneを見つけたと言って、空港のどこかにあるはずだと言われた。スーツケースの仲かもしれないから、もう一度探してみればと言われた。そしたら彼が「オーマイガー、メロディー。空港じゃない」と言って、私が「どういうこと?さっきまで手元にあったのに」と訊くと、彼は「電車にあるよ」と言われた。私はちょうど日本に着いたばかりだったし、これは良くない旅の初日だなと思った。禁断症状もあったし、もう飛行機の中でも吐いていたし。
ホスト(以下H):日本は安全な国としても有名だよね。だから、それは予期していなかった。
M:そう。これが忘れられないクレイジーな話なんだけど。実は、オンライン上でこの話をするのはこれが初めてで、ちょっと興奮するね。だって、ずっとこのことに関してYouTube動画を上げようと思っていたから。なにしろ、本当に映画の中の話みたいだから。
そのときは、青いとてもかわいい服を着て、ハイヒールを履いていたんだけど、彼からそのことを聞いてすぐに電車に行こうとした。携帯は追跡していて、それが動いているのはわかっていたから。もう携帯を探し始めて1時間経っていたから、もう見つからないかもしれないと思った。
電車に乗るにはあそこに行けば良いと教えられて、1時間くらい男を追っていた。そしたら、なぜか彼が止まったの。私たちはiPhoneに電話を掛けていたから、彼は電源を切るつもりだと思ったの。でも、電源を切らなくて、バカだなと思った。それで、私のiPhoneはタイルを着けていたから、普通は通話が来ても電源を切れば音は止まるんだけど、タイルがある場合はアンロックしないと止められない。1時間くらいして、彼は15分くらい止まっていたんだけど、そこに着いた。彼は、携帯を投げ出すかどうかしないといけないだろうと思った。そして、男のもとへ行った。そこには4人くらい人がいた。
反対側にはずっと高い場所にあった。ジャンプしていけるような場所じゃなくて、階段を使わなければ行けないような場所。私は、そこの人々に向かって叫んでいた。そこに携帯はありますか? そこの人は誰も英語を話さないことを思い出してほしいんだけど、だから、そこの人は誰も私が何を言っているのか理解できなかった。私は「フォーン!フォーン!Do you see phone? Anyone?」って。
4人しかいなかったけど、皆私を怪しそうに見ていた。特に1人の男はそうだった。だから、私はその男を指さして「この野郎、私の携帯を持ってるだろう!クソ野郎が!携帯を返せ!」と言った。私はとても怒っていた。私は震えていた。ハイヒールを履いていたから、走って追いかけていると映画俳優みたいだった。実際、映画の中にいるみたいに見えた。
彼らは、皆困惑していた。何人かの女性は助けてくれて、探したけどないですよと言ってくれて、私が指さした男も探してくれていて、だからその人じゃなかった。怒鳴ったりして申し訳なかった。たぶん、皆何が起きているのかよくわかっていなかったと思う。
そしたら、怪しくなかった男が私のタイルを持っていて、だから私は線路の手すりに寄りかかるようになっていた。そして、私は自分の携帯の音が聞こえたから「バカ野郎!」と叫んだ。彼は笑い出してバッグから私の携帯を取り出すと、私に手を振ってきた。私は「クソ野郎!私の携帯を返せ!」と叫んだ。私はMomo[注:メロディーのアシスタント]に「彼が私の携帯を持っている。彼よ!捕まえて!」と言った。
それから、彼らは階段を走って降りていって、私には見えなくなった。私はハイヒールを履いていたから、階段の上につくとすぐにMomoが走って来て状況を説明してくれた。彼は心配になって形態をMomoに向かって投げだして逃げてしまったと。その直後に、彼は笑っていたけど、私は階段中に吐いてしまった。それが、ストレスで吐いてしまった最初の経験だった。
H:少なくとも、現地の人には出会えて、携帯も見つかったわけだ。
M:こんなクレイジーな話はないわ。現実じゃないみたい。
H:iPhoneの場所を特定して追跡するなんてクールだ。
M:その男は韓国人に見えたと。あっ、4時44分だ。
H:願い事をしないと。
M:ふーん。
H:何を願ったの?
M:教えられないよ。ともかく、携帯が戻っていなかったら、良い旅にはならなかっただろうね。でも手元に戻ったから、ただショックなだけだったけど。
H:たぶん何とかなったとは思うよ。もの凄く面倒だろうけど。あまりにも生活において重要なものだから。
M:個人的な写真もあったから。透明なケースをつけていたんだけど、彼は携帯の電源をオフにしなかった。ただケースを裏側に付けただけだった。なんでかわからないけど、あ~、いや違うな。指紋のためかと思ったけど、ケースに指紋は残るし。不思議だね。
H:そのことと働きすぎたことを除けば日本での滞在は良いものだった?
M:そうね。アメリカを出たことがない人には驚かれることだろうけど、世界の見え方がかなり変わったね。アメリカを出てすぐに、他国でどんな生活ができるか、あるいはその国で人々がどう生きているか、または違う建築とか食事とか何でもそういったものを経験すると、異なる見地が得られる。視野が開けて、心が広くなり、寛容的になり、知識も得られると思う。自分は以前より優しくなったと思う。
H:わかるよ。故郷の国にもっと感謝できるようにもなるよね。
M:確かに。海外の国の嫌いなところをあげつらうことはしなくて、良いところを見るようにしてはいるけど。確実に、日本では皆が親切で優しい。明らかに自分が白人ではあっても。
H:君が携帯を盗まれたときに叫んだ男を除いて。
M:他の国の民族性について話すことはできないけど、日本の人はとても優しかった。パリに行ったとき、それまでは凄く良い印象を持っていたんだけど、実際には私はアメリカ人だから、とても失礼だった。
H:フランス人は誰に対しても失礼だ(笑)
M:私のパリに対するイメージが壊されたね。フランス語を話したときは親切だったけど、でも、いくつかのフレーズしか知らなくて、なのに彼らは私がフランス語を理解できると思ってとても早く喋り始めた。
H:フランス人でもパリの人のことが嫌いだからね。
M:まぁ良いよ。
—第9回へ続く—
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